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ロナウド引退試合 3度好機逃すも大歓声!

[ 2011年6月9日 06:00 ]

息子のアレクサンダー君がビデオカメラを回す中、笑顔でスピーチするロナウド

 元ブラジル代表FWロナウド(34)の引退試合となる親善試合ブラジル―ルーマニア戦が7日にサンパウロで行われた。ロナウドは前半30分からハーフタイムまで出場。無得点に終わったが、ファンに別れを告げた。

 最後の試合は拍手と歓声に包まれた。衰えを隠せなかった近年はブーイングにさらされたが、この日は出場時間15分で3度の好機を逃してもファンは温かい反応。ハーフタイムに行われたセレモニーでロナウドは「得点できずに申し訳ない。ブラジルの人々が与えてくれた応援と愛情に感謝している」と振り返った。

 真剣勝負の場であるはずの国際Aマッチでは異例の引退試合だが、W杯通算最多の15得点を挙げた“怪物”への粋な計らいで実現。2月に現役引退を表明し、スポーツマネジメント企業の経営に携わる。この日ともにプレーした19歳のFWネイマールは契約を結ぶ“顧客”の一人。「大好きなスポーツに関わっていける」と第二の人生へ期待を膨らませる。最後の試合は1―0で勝ったが、ロナウドが去った後半は精彩を欠いてブーイングが起こった。有望な後継者をマネジメントしてファンの前に送り出す。怪物の新たな挑戦が始まる。

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