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南米選手権やっぱり辞退へ 組織委「非常に難しい」

[ 2011年5月12日 06:00 ]

 日本代表が7月の南米選手権(アルゼンチン)を辞退することが極めて濃厚となった。アルゼンチンの複数のメディアによると大会組織委員会のメイスネル会長が10日、「日本はチーム編成のためできる限りのことをしているが非常に難しい」と選手の招集に難航していることを示唆。9日に日本側と連絡を取った同会長は、今週中に参加するか否かを回答すると説明を受けたことも明かした。

 日本サッカー協会は南米選手権に参加するために海外組15選手の招集を条件とし、原博実技術委員長が渡欧して各クラブと交渉していた。

 だが、強化担当者が直接交渉に応じないクラブもあり、交渉は完全な不調に終わっていた。日本協会の小倉純二会長は「(海外組を6月の)キリン杯で使ったり、南米選手権で使ったりと、いろいろ(案が)出てる。原に整理してもらうしかない」と原委員長の交渉手腕に期待したが、15人全員の招集が不可能なのは明らか。メイスネル会長が交渉難航を口にしたことに関しても、小倉会長は「組織委員会も(各クラブに)レターを出している。(断りの)返事が来たのかもしれない」と否定しなかった。

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2011年5月12日のニュース