Ｃ・ロナ意地のハット！リーグ記録更新も視野

＜Ｒマドリード・ヘタフェ＞後半、ゴールを決めて喜ぶＣ・ロナウド

リーガ・エスパニョーラ Ｒマドリード４―０ヘタフェ

（5月10日）
　優勝が絶望的となったＲマドリードのＣ・ロナウドが、今季公式戦７度目のハットトリックで初のリーグ得点王獲得に大きく前進した。１０日にホームでヘタフェに４―０で快勝。引き分け以下ならバルセロナの優勝が決まるところだったが、エースは４得点した７日のセビリア戦に続く３得点の“固め打ち”でこれを阻止した。

　前半に頭で先制点を押し込むと、後半には左足、右足（ＰＫ）で追加点。リーグトップの得点を３６に伸ばし、この時点で２位メッシ（バルセロナ）に５点差をつけ「調子はいい。もちろん得点王は狙っているけど、プレッシャーはないよ」とタイトルの獲得に自信をのぞかせた。

　偉大な先輩に肩を並べた。今季公式戦５２試合で４９得点を挙げて、伝説の名選手であるハンガリー代表ＦＷプスカシュが５９～６０年に築いたクラブ記録に並んだ。また、リーグ最多得点記録（３８）まであと２点と射程内。「チャンスでチームメートは僕を探してパスをくれる」とＣ・ロナウド。リーグＶはバルセロナで確定的だが、支えてくれる仲間やサポーターのためにも得点王獲得と記録更新を狙う。