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12年ぶり凱旋!小野&高原 地元で“今季初勝利”を

[ 2011年2月20日 11:15 ]

清水魚町稲荷神社で必勝を祈願する(左から)清水FW高原、MF小野、竹内社長、ゴトビ監督

 清水は20日、静岡県沼津市の愛鷹多目的競技場でのプレシーズンマッチで横浜と対戦する。愛鷹では12年ぶり凱旋となる地元・沼津市出身のMF小野伸二(31)と、三島市出身のFW高原直泰(31)は先発が有力。県東部コンビが、アフシン・ゴトビ監督(47)に実戦4試合目での初勝利をプレゼントする。

 思い出の愛鷹で今季“初勝利”を狙う。99年2月27日のプレシーズンマッチで、当時浦和のMF小野と、磐田FW高原は対戦しているが、今回は味方としてピッチに立つ。小野は「地元だし、タカ(高原)もいて、個人的に楽しみ」と話し、高原は「愛鷹は高校のころも何度かプレーした。地元でやれるのはうれしいこと」と胸を弾ませた。

 一方でそろそろ結果も求めていく。ここまで3回の練習試合で、主力組は2分け1敗と勝ちなし。3月5日の開幕まであと2週間。小野は「気持ち良く勝ちたい」と勝利にこだわり、ここまで無得点の高原も「地元でできるのはうれしいけど、開幕が近いですからね」。清水での初ゴールを愛鷹で決めれば、自らもチームも弾みがつく。

 ゴトビ監督は横浜戦でも新布陣をテストするもよう。システムは4―2―3―1と変更しないが、この日の練習では小野をボランチ、高原をトップ下とそれぞれ一列下げた組み合わせを試していた。「高原はFWタイプ、小野はゲームメーカーだが、今回のオプションで、私がやってほしい仕事ができるかを見たい」とチームの発展のためにも、新たな可能性を見いだしていく。

 チームは19日、清水魚町稲荷神社と静岡浅間神社で必勝を祈願。主将の小野と副主将の高原は、神妙な面持ちで最前列に座った。その後、静岡市の青葉公園で行った開幕イベントで、集まった約300人のサポーターらの前で小野は「みんなで優勝を勝ち取りましょう」とあいさつ。それを現実味のあるものにするためにも、大事なプレシーズンマッチになる。

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2011年2月20日のニュース