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主将戻った久御山 滝川二エースは休養

[ 2011年1月9日 17:16 ]

 サッカーの第89回全国高校選手権は10日午後2時5分から、東京・国立競技場で決勝を行う。久御山(京都)と滝川二(兵庫)の近畿勢がともに初優勝を懸けて対戦する。9日、両校は決戦に向けて最終調整した。

 ▽久御山

 横浜市内で約2時間、リラックスした雰囲気で練習した。ボール回しとシュート練習のあと、紅白戦で連係を確認した。選手には笑顔が見られ、決勝に向けた重圧は全く感じられなかった。

 警告累積で準決勝は出場停止だった主将のDF山本が戻ってくる。樋口、浜口の2トップで計11点を決めている滝川二の強力な攻撃に対し、山本は「チームメートに連れてきてもらった。決勝はしっかり引っ張りたい」と頼もしく話した。

 ▽滝川二

 東京都内で約1時間半、軽めのメニューで決戦への準備を整えた。右足を痛めているFW樋口は治療と休養に専念した。6得点中のエースは「やるからには優勝したい」と闘志を燃やした。

 FW浜口ら残りの主力組はランニングやボール回しなどで体を動かし、時折笑いが起こるリラックスムード。栫監督は「疲労はピーク。気力で戦うしかない」と話したが「不思議とチーム力は上がっている」と手応えを口にした。

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2011年1月9日のニュース