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失点絡むも名誉挽回の一発!吉田 同点ゴール

[ 2011年1月9日 23:57 ]

初戦のヨルダン戦を引き分け、同点ゴールの吉田を迎えるザッケローニ監督(右)

 【アジア杯・日本1-1ヨルダン】名誉挽回のゴールだった。1点をリードされた後半ロスタイム。長谷部が左タッチライン沿いから右足で上げたセンタリングを、遠いサイドで高く跳んだ吉田が頭でたたき込んだ。失点に絡んだだけに笑顔はなく、淡々とした表情で喜びを胸にしまい込んだ。

 189センチの長身を生かし、冷静な守備で相手のエースストライカーを抑え込んだ。中盤へ配球するパスの質も高かった。唯一とも言えるミスが、相手の先制点につながったシュートブロック。懸命に伸ばした左足に当たってコースが変わり、GKの川島もボールを見送るしかなかった。

 W杯で活躍した闘莉王(名古屋)と中沢(横浜M)が不在の今大会は、絶好のアピールの場だ。オランダのVVVフェンロにプレーの場を求めた22歳の大型センターバックは「勝ち点1は最低限の結果。次の試合へ切り替えていきたい」と話す。代表2試合目で大きな経験を積んだ。反省と自信を次戦以降に生かしたい。

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2011年1月9日のニュース