最長身・１メートル８９の吉田が得点のキーマンだ

＜アジア杯日本代表練習＞リフティングする吉田。チーム最長身の男がキーマンになりそう

アジア杯１次リーグ・ヨルダン戦

（1月9日 カタール・ドーハ）
　【日本代表練習】新たな得点源として期待されるのが１メートル８９のＤＦ吉田麻也（２２）だ。今大会は代表通算４３試合８得点のＤＦ闘莉王（名古屋）と１１０試合１７得点のＤＦ中沢（横浜）が負傷のため不在。それだけに、チーム最長身の吉田はセットプレー時のキーマンとなる。

　「紅白戦でもやったけど、ヤット（遠藤）さんや本田さんから良いボールが入ってくる。チャンスはある」。昨年はケガのため無得点に終わったが０９年まで所属した名古屋では何度もチームを救った。０９年ＡＣＬ準々決勝・川崎Ｆ戦では絶妙ヘッドで４強進出に貢献。そのシーズンは公式戦８得点を記録した。手本にしたのは闘莉王と中沢。プロ入り後からＦＫ時の２人の動きを研究。才能開花につなげた。

　７日にはＤＶＤを見てヨルダンはセットプレー時のマークに穴があることを発見。８日の公式練習では入念にセットプレーの練習をこなした。「センターバックは決めている」と指揮官の期待も大。本職の守備だけでなく、前任者たちから吸収した得点力でザックジャパンを快勝に導く。