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プーチン首相、W杯でイメージアップに期待

[ 2010年12月4日 06:00 ]

 【W杯開催地決定】18年大会はロシアが決選投票を待たずに2回目の投票で初めての招致を決めた。

 最終プレゼンテーション欠席が不安材料とされたプーチン首相は当選発表後に飛行機でチューリヒ入り。「この決断はロシアが信頼された証」と喜んだ。16競技場のうち13は新たに建築の必要があり、開催まで残り8年は決して長くはない。それでも政府保証を連発して招致の軸となってきた剛腕の持ち主は「冷戦時代に根付く印象でロシアを怖がる人もいるが、現在は違う」とW杯を契機とするイメージアップを期待した。

 ◆ロシア ユーラシア大陸北部に位置し、1707万平方キロの広大な面積は世界最大。サッカーでは旧ソ連時代を含めて9回W杯に出場し66年大会では4位。欧州選手権では60年大会に優勝し、最近ではヒディンク監督の下で08年に4強入りした。04~05年にCSKAモスクワ、07~08年にゼニトがUEFA杯(現欧州リーグ)で優勝するなどクラブの躍進も目立ち、CSKAモスクワには日本代表MF本田が在籍している。

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2010年12月4日のニュース