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前田 2年連続得点王!史上初の快挙も「大敗が悔しい」

[ 2010年12月4日 19:38 ]

C大阪―磐田 前半、ボレーシュートを放つ磐田・前田

 【磐田2-6C大阪】史上初の快挙を達成しても、表情が崩れることはなかった。磐田の前田が2年連続で得点王。「うれしいですけど…。きょうの大敗が悔しい」。大量失点した責任を背負い込むように言葉を絞り出したが、その偉業が色あせることはない。

 C大阪のDFと守備的MFに交互に体を寄せられて、自由にボールを持つことができない。それでもストライカーの嗅覚がゴールをかぎ分けた。後半11分、西が放ったシュートのこぼれ球に飛び込み、ゴールネットを揺らした。今季17得点目を挙げて、エースの意地を示した。
 今季はJ1史上9人目となる通算100得点をマークした。ナビスコ杯では2ゴールを挙げてチームを優勝に導いている。順風満帆に思えるシーズンにも「もうちょっと頑張らないと」。成長を続ける29歳にとっては、まだまだ通過点ということか。
 来年1月に開催されるアジア・カップ(カタール)でも日本代表の主軸となるのは間違いない。「ことし以上のプレーを目指して頑張る」。さらなる飛躍を誓う言葉に力がこもった。

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2010年12月4日のニュース