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J最年長更新ゴールのカズ去就明言せず…試合後は涙

[ 2010年12月4日 19:00 ]

 【横浜FC2―2大分】最年長ゴールを塗り替えたのは後半5分だった。高地からのパスをゴール正面で受けた横浜FCの三浦知は右に持ち出し、右足でGKの手が届かないゴール左隅に蹴り込んだ。「仲間は素晴らしいゴールと言ってくれた。うまく足に当たった感触があった」とうれしそうに話した。

 現在はかつてプレーしたブラジルのクラブから誘いを受けており「この1カ月は悩んだ」という。この日は東京のテレビ局数社も取材に訪れるほど43歳のスターの発言に注目が集まった。
 三浦知は「進む道がこれ、というのはある。休んでから近いうちに決める」と海外行きをほのめかしながらも「試合出場の可能性が高いと感じるチーム。それが横浜FCなら最優先に考える」とも言った。来季もJリーグでプレーすれば、リーグ戦が始まった1993年から19年連続得点が懸かったシーズンとなる。
 試合後は涙を流し、岸野監督と抱き合った。三浦知本人は今季限りで退団する同僚のことを考えて泣いたと説明したが、既に自身の中で答えは出ているのかもしれない。

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2010年12月4日のニュース