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G大阪あきらめムード…負けに等しい引き分け

[ 2010年11月6日 19:36 ]

後半37分、同点ゴールを決めて雄たけびを上げるG大阪・中沢。右は宇佐美

 【G大阪1-1FC東京】残り試合を全勝しても優勝は厳しいG大阪にとって引き分けは負けに等しかった。試合後の取材エリアにやって来た選手たちは5年ぶりの頂点を既にあきらめたかのように、さばさばとした表情を見せていた。

 2―4と大量失点で負けた前節の神戸戦を引きずっていたのか。「大事にいき過ぎた」と西野監督は言う。0―1とリードされた前半のシュート数は1対11と防戦一方。後半に入ってようやく反撃に出たが、中沢のヘディングシュートで同点にしたのは同37分と遅すぎた。
 7日に今節の試合がある首位名古屋との勝ち点差を一つしか詰められず、ライバルを楽にした。橋本は「もともと厳しい状態。それほど気持ちは変わらない」と悔しがらず、淡々と振り返る。残り5試合。西野監督は優勝について「不可能になるまでは可能性を信じて戦っていく」と言ったが、声に力はなかった。

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2010年11月6日のニュース