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目指せ観客1万人 高校生がJリーグの試合プロデュース

[ 2010年11月6日 08:25 ]

試合のポスターを前に話し合う小松島西高校の生徒

 特製メニューの屋台やプロ選手との体力比べ―。サッカーJ2の徳島のホーム最終戦(28日、対カターレ富山)を、徳島県の小松島西高校がプロデュースする。

 高校生による取り組みはJリーグ初。地元大学生ら約200人も携わり、観客参加型の多彩なイベントで試合を盛り上げる予定だ。

 昨年行われた徳島のイベントに、学校の授業から誕生した同校生徒による模擬会社「雪花菜工房」が参加したのがきっかけ。3年生の西野亜貴社長(17)は「大きなイベントで大変だが、ファンと一緒に盛り上げていきたい」と意気込んでいる。

 徳島によると、今年3~10月末の1試合平均入場者数は約4500人で、1万人を達成したのは1試合。福島義史事業部長は「学生主体のイベントで来場機会の少ない学生にも来てほしい」と、1万人の集客を目標にしている。

 試合当日は、同校生が考えたレシピを使ったメニューを盛り込んだフルコースなどが食べられる屋台約15店が出店。選手の記録と比較できる体力測定を行うほか、発光ダイオード(LED)で会場を彩る。子ども向けのイベントもあり、家族で楽しめる。チームカラーの青色のごみ袋を使ってスタンドを青で埋め尽くし、その袋を使ってごみを減らす活動も計画している。

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2010年11月6日のニュース