×

代表入り決定的 遠藤、先制弾鮮やかアシスト

[ 2010年5月6日 06:00 ]

<G大阪・川崎>前半、ゴール前に浮き球パスを送る遠藤

 【G大阪4―4川崎F】G大阪・遠藤が 完全復活した姿を代表指揮官に見せつけた。0-0の前半33分、遠藤が右サイドに開いてMF二川のパスを受けると、味方の攻め上がりを待ちながら右足で柔らかいクロスを送る。これがゴール前に飛び込んできた17歳FW宇佐美の頭にピタリと合い、鮮やかな先制弾が生まれた。「(宇佐美)貴史が走り込んできていたので、スピードを殺さないことを意識した。ちょうどいい形だったし、イメージ通り」

 右太もも裏筋膜炎も癒え、復帰後では鹿島戦(1日)に続くフル出場を果たした。日本代表の岡田監督だけでなく、この一戦には男子200メートル背泳ぎ世界水泳銀メダリストの入江陵介(20)と、Jリーグ特命PR部の部長をつとめるタレントの木下優樹菜(22)の2人が観戦に訪れた。好きな選手のひとりに「遠藤さん」と答えた美女の存在を知ってか知らずか、この日は前半からプレスを積極的にかけるなど、鹿島戦より運動量がアップ。3度追いつかれてのドローには悔しさをあらわにしたが、自身の状態は右肩上がりとなった。
 W杯メンバー発表まであと4日。「コンディションは上がってきている。発表は非常に楽しみだし、やるべきことはやってきた」。ACLラウンド16・城南一和戦(11日、ソウル)のため9日から敵地入り。すでにメンバー入りが決定的ながらも、歓喜の瞬間は韓国で迎える。

続きを表示

2010年5月6日のニュース