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足踏み続く王者鹿島 緊張感欠如に危機感も

[ 2010年4月18日 17:13 ]

 【鹿島0―0広島】0―0の後半ロスタイム、興梠のシュートが枠をそれるとホームのサポーターから大きなため息が漏れた。3試合連続の白星なし。まだ序盤戦とはいえ、4連覇を狙う鹿島は足踏みが続く。

 放ったシュートは19本。決定力不足と言ってしまえば簡単だが、岩政の見方は違う。「2年前や去年のいいときは、ゴールキックがけられた瞬間、みんながこぼれ球を狙っていた。今は相手の方が狙っている選手が多い」。緊張感を欠く、どこか淡泊な試合運びに危機感を口にした。
 出場停止のFWマルキーニョスの穴も響いた。オリベイラ監督は後半途中から大迫に代え、本来MFのフェリペガブリエルを前線に投入したが、その策も実らなかった。
 なかなかエンジンのかからないチーム状態。中田は「今は我慢の時期と思ってやるしかない」と言うしかなかった。

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2010年4月18日のニュース