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期待を一身に背負うルーニー「信じ難いほどすごい男」

[ 2010年4月18日 16:20 ]

イングランドのウェイン・ルーニー

 サッカーのワールドカップ(W杯)南アフリカ大会でイングランドの44年ぶりの優勝はなるのか。英国ではウェイン・ルーニーが万全の状態で臨めるかに懸かるという見方が強い。代表を率いるカペロ監督が「信じ難いほどすごい男」と絶賛するエースだ。

 178センチの重量感のある体形で、ロナルド(ポルトガル)やカカ(ブラジル)と違ってスマートではない。だがボールさばきは素早く巧みで、走力もある。際立つのは戦術眼の鋭さ。相手守備の弱点を突いて突破口を開き、チームのピンチでは自陣の深くまで戻って守備に奔走する。
 所属するイングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドでは昨季まで2季連続12得点だったが、今季はランキング首位の26得点(17日現在)と目覚ましく数字を伸ばしている。
 エバートン時代に16歳でリーグ初得点し、代表デビューは17歳だった。“神童”は10代から将来の代表を背負うと期待され、18歳で迎えた2004年欧州選手権では1次リーグの3試合で4得点。しかし準々決勝で右足甲を骨折して戦線を離脱した。
 前回のW杯ドイツ大会では準々決勝のポルトガル戦で不必要な反則から一発退場となり、これが大きく影響してチームは敗退した。24歳で出場する南アのピッチは、大舞台で輝けるのかが試される場ともなる。(共同)

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2010年4月18日のニュース