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岡崎痛めた右足で同点弾!24歳自ら祝った

[ 2010年4月18日 06:00 ]

<G大阪・清水>後半25分、同点となるゴールを決め、小野と歓喜のダッシュをする岡崎(左)

 【清水1―1G大阪】G大阪戦に出場した清水の日本代表FW岡崎慎司(24)が、負傷している右足で1―1の引き分けに持ち込む同点弾を決めた。

 後半25分、FWヨンセンが落としたボールに合わせ迷わず振り抜くと、シュートは相手DFに当たってコースが変わり、ゴールに吸い込まれた。「ゴール前に人が多すぎて、あまりコースを見ることができなかった」。だが得点への執着心が、チームの今季公式戦の不敗記録を9に伸ばす貴重な同点弾を呼び込んだ。
 11日の仙台戦で右ひざを打撲。今週シュート練習ではほとんど右足で蹴らなかった。長谷川監督は「右足でなく(得意の)頭で決めてくれるだろうと思っていた」と強行出場させたが、期待を裏切り右足で叩き込んだ。
 前日16日が24歳の誕生日。1日遅れながら自ら祝砲を放った。23歳は「アピールの1年だった」と日本代表に定着することをモチベーションにしてきたが、24歳になった岡崎は「W杯で強豪を相手に、どうやったら点を取れるか」をイメージしながらプレーしている。
 この日も前半はゴール前を固めた相手を崩しきれず、シュート0本に抑え込まれたが、「チャンスはみんながつくる。自分が期待されているのはゴール」と後半はサイドから中央に流れる動きを続け6本のシュートを放った。勝ち切れなかったため「勝つためのゴールが欲しかった。決めたことより、外したことを考えたい」と満足感はないが、岡田ジャパンのエースは1試合ごとに進化を続けている。

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2010年4月18日のニュース