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日本代表へ強烈アピール 香川「ラストチャンス」で劇的ゴール

[ 2010年4月18日 17:12 ]

後半ロスタイム、決勝ゴールを決め喜ぶ香川(右から2人目)らC大阪イレブン

 【C大阪2―1湘南】劇的な決勝ゴールだった。後半ロスタイム。C大阪の香川は相手ゴールの左前でボールを受け取ると、猛然と中央に得意のドリブルで切れ込み、右足でシュートを決めた。「ラストチャンスだった。シュートで終わらないといけないと思っていた」。ほっとした表情で振り返った。

 前半に自らのPKで先制点を奪いながら、その後は精彩を欠いたプレーが目立った。チームは追加点が奪えないまま、後半ロスタイム突入と同時に同点とされている。エースとしての責任を感じていただけに、名誉挽回の一撃となった。
 昨季はJ2で得点王に輝いた。今季はこの日の2点を加えて5得点となった。チーム得点の半数以上を挙げている。それでも「点の取れていない試合の方が多い。上位のチームとやって結果を残すのが大事」とどこまでも貪欲だ。
 ワールドカップ(W杯)日本代表の当落線上にいる。21歳のFWは「W杯のことは見ていない」とけむに巻くが、もちろん本心ではないはずだ。強烈なアピールになったのは間違いない。

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2010年4月18日のニュース