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岡田監督は“健全な起用法”だったのか…

[ 2010年2月16日 17:11 ]

 1月25日の鹿児島・指宿合宿から東アジア選手権終了までの21日間はチームの成熟とともに、選手にとってはワールドカップ(W杯)メンバー23人への生き残りを懸けたサバイバルレースになるはずだった。しかし、岡田監督の起用法は健全な競争を促したとは言い難い。

 親善試合のベネズエラ戦からの4試合で先発出場したのはMF遠藤(G大阪)ら15選手だけだった。一方でGK川島(川崎)西川(広島)MF阿部(浦和)の3人は一度も出場がなく、今回の代表で新戦力といえるFW平山(FC東京)MF小笠原(鹿島)もアピールの場は限られた。
 岡田監督はFW岡崎(清水)玉田(名古屋)ら固定化されたメンバーの中で戦術を浸透させることを優先する傾向が強い。好結果を残している時ならそれでいいだろう。だが、今回の4試合は結果はもとより内容も乏しかった。
 チャンスが十分に与えられない選手には不満が募る。東アジア選手権期間中、FW佐藤(広島)は「出ていない選手がモチベーションを保つのは大変」と率直な思いを吐露した。

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2010年2月16日のニュース