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「7、8割できた」岡田監督は“進化”実感

[ 2009年11月19日 06:00 ]

<香港・日本>後半、途中交代した大久保嘉人(右)を迎える岡田武史監督

 【日本4―0香港】4ゴールの快勝で09年を締めくくった日本代表の岡田監督は記者会見では満足げな表情を見せた。「コンセプトの面から非常に良くできていた。(コンセプトの)7、8割はできていた。シュート、ラストパスなど精度を上げていかないといけないが、南ア戦に比べてプレッシャーのかけ方などもすべての面で上のサッカーをしてくれた」。相手が格下の香港とはいえ要求通りのプレーをした選手たちに及第点を与えた。

 11勝3分け3敗で終えた09年のチームの成長にも大きな手応えを感じている。「(南ア戦も)6、7割のコンセプトでもアウェーで引き分けられる。かなり地力がついてきた。私としてもとても満足している」。この試合も序盤は速いクロスを何本も入れてはね返されていたが、前半44分には右サイドの内田がロビング気味のクロスをファーサイドの闘莉王に合わせてチャンスをつくった。「速いクロスが防がれたら、ああいうプレーが出る。素晴らしいこと」。選手が自ら判断してプレーしたことも評価した。W杯ベスト4を目指す指揮官の狙い通りにチームは進化を遂げている。

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2009年11月19日のニュース