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最終テストで結果!寿人3年3カ月ぶり弾

[ 2009年11月19日 06:00 ]

<香港・日本>後半29分、ヘッドでゴールを決める佐藤寿人(左)

 【日本4―0香港】1―0の後半29分、途中出場の佐藤が遠藤のクロスを頭で合わせて06年8月16日のイエメン戦以来3年3カ月ぶりの代表ゴール。「途中から出て何ができるかを考えていた。生き残りを懸けた最終テストだと思っていたので、とにかく点を取らないと、と思っていた」と胸を張った。

 W杯メンバー入りに向け、絶好のアピールとなるゴールに岡田監督も「(佐藤)寿人はゴール前で非凡な才能を発揮する。これだけは教えられない動きをする」と目を細めた。

 エース岡崎も後半ロスタイムに自身が得たPKを決めて今年15得点目。FW三浦知良が97年にマークした年間最多得点18には届かなかったが、驚異的な量産ペース。それでも「価値があるのは(6月の)ウズベキスタン戦の1点だけ。まだ力不足。本大会で点を取れるように積み重ねていきたい」とどん欲だった。

 ただ大勝の中で課題も露呈した。前半から再三の決定機を決めきれなかった。フィニッシュの精度に改善の余地があるのは明らか。試合後、岡田監督は「きょうのシーンをVTRにして送るので、同じシーンを練習してほしい」と選手たちに伝えた。FWの苦闘はまだまだ続きそうだ。

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2009年11月19日のニュース