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レアル大敗!ロナウド抜きじゃ3部にも勝てない

[ 2009年10月29日 06:00 ]

<アルコンコン・Rマドリード>失点にガックリのRマドリードの選手たち

 スペイン国王杯4回戦第1戦の4試合が27日に行われ、Rマドリードが3部アルコンコンに0―4で大敗する大波乱があった。負傷離脱中のFWクリスティアーノ・ロナウド(24)に加えてMFカカー(27)ら5人の主力を温存して前半だけで3失点。後半途中にはFWファンニステルローイ(33)を投入したがアウェーゴールすら奪えず、ペジェグリーニ監督(53)の解任問題に発展する可能性も出てきた。

 新銀河系軍団が超格下相手に痛恨の黒星を喫した。3部レアル・ウニオンとの4回戦でアウェーゴール数の差で敗れた昨年に続き、またしても3部相手に敗戦。11月10日に第2戦を残すとはいえ、ペジェグリーニ監督は「この敗戦を大変恥ずかしく思う」とショックの大きさをうかがわせた。

 C・ロナウドを故障で欠き、MFカカー、シャビ・アロンソ、GKカシージャスら主力5人を温存させていたとはいえ、相手は2部Bリーグの実質3部の6位。チーム予算4・2億ユーロ(約567億円)のRマドリードに対して、相手は約400分の1の110万ユーロ(約1億4900万円)だ。その相手に最近の試合の映像をチェックして臨んだにもかかわらず、下部組織出身のボルハとエルネストにゴールを奪われるなど、守備陣が4失点と崩壊。攻撃陣も相手GKの好セーブに阻まれて好機を生かせず、後半途中にファンニステルローイを投入しても最後までゴールは遠かった。

 これでC・ロナウドの離脱後、チームは1勝1分け3敗。公式戦2試合連続無得点と得点力不足が深刻だ。28日付のマルカ紙は「うせろ」との強烈な見出しでペジェグリーニ監督を批判すれば、アス紙も「世紀の笑い者」と皮肉たっぷりに報道。バルダーノGMは「采配に疑問を持つ時期ではない」と指揮官をかばったが、今後の成績次第では解任問題に発展する可能性も出てきた。

 まさかの敗戦でチームの立て直しを余儀なくされた新銀河系軍団。ここからが真価を問われる戦いとなりそうだ。

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2009年10月29日のニュース