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G大阪に専用スタジアム建設計画

[ 2008年7月18日 16:16 ]

 Jリーグ1部(J1)G大阪が新しいサッカー専用スタジアムの建設を計画している。Jリーグ開幕時から本拠地としている大阪府吹田市の万博記念競技場に対しては、以前から設備に対する不満の声が多く、クラブ幹部は「つくりたいし、必要」と話す。

 同競技場は2万1000人という収容力の低さや施設の老朽化などが指摘されてきた。12日のG大阪―川崎戦では水道管の破裂により、バックスタンド側のトイレがすべて使用できないというトラブルも起きている。
 2011年までに国際サッカー連盟(FIFA)が設けるスタジアムの国際基準に合わせる必要もある。今季のアジア・チャンピオンズリーグは、関係者の交渉によって何とか同競技場で開催できた。しかし、今月30日の国際親善試合は、日本サッカー協会の意向により、5万人近く収容できる大阪市の長居陸上競技場で行われる。
 新スタジアムの候補地の一つは休園中の遊園地「エキスポランド」(吹田市)の敷地内。ただ、用地を管理する独立行政法人「日本万国博覧会記念機構」との交渉は進んでいない。G大阪は近隣4市にも無償での土地提供を打診している。
 約150億円の建設費用はスポンサーやファンから募る予定で「ネーミングライツ(命名権)には頼りたくない」とクラブ幹部。3万人収容から、将来は4万人に増築する具体的な構想も立てている。

 ≪吹田市が要望書≫大阪府吹田市は18日、同市内の万博記念公園内にJリーグ1部(J1)G大阪のホームスタジアムを新設するよう求めた要望書を、同府と公園を管理する独立行政法人「日本万国博覧会記念機構」に送った。
 G大阪の現在の本拠地、同市の万博記念競技場は老朽化が進み、収容人員も2万1000人にとどまっているため、クラブ側は複数の候補地を挙げて新スタジアム建設の検討に入っている。同競技場を改修する案も考えられている。

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2008年7月18日のニュース