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走らされて消耗…ヒディンク監督完敗

[ 2008年6月28日 06:00 ]

<スペイン・ロシア>完敗のロシア・ヒディンク監督(右)はGKアキンフェノフをねぎらう

 【欧州選手権 ロシア0―3スペイン】完敗だった。1―4で敗れた1次リーグに続いて3点差の敗戦。準々決勝でオランダ撃破の番狂わせを演じたロシアイレブンから笑顔が消えた。

 「中盤でマークが緩んで相手選手を追う展開になった。1時間はついていけたが…」とヒディンク監督。運動量で相手を圧倒してきたが、この日は走らされて体力を消耗した。失点を重ねた後半途中からはスペインの華麗なパスワークに翻ろうされるばかり。前回対戦時に出場停止だったアルシャビンも厳しいマークに封じられた。夢だったというバルセロナからオファーが届くなど今大会で飛躍的に知名度を高めたエースだが、この日は「ボールに触れなかったね」と肩を落とした。

 それでもチームとして大きな飛躍を遂げた。準優勝だった旧ソ連時代の88年大会はウクライナ勢がチームの軸。指揮官は「今は残念だが、あとで振り返れば誇らしく思えるはず」と力を込めた。

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2008年6月28日のニュース