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トルコ、ロスタイム弾で残った

[ 2008年6月13日 06:00 ]

 【欧州選手権 トルコ2―1スイス】ロスタイムが2分を経過した時、3年前のリベンジを果たす劇的な逆転ゴールが決まった。速攻からトルコMFアルダがミドルシュート。相手DFの足に当たって浮いたボールは、スイスのGKベナリオの頭上を越えてネットを揺らした。

 豪雨と水の浮いたピッチに苦しみ、前半32分に先制されたが、雨脚が弱まった後半に息を吹き返した。12分に追いつくと土壇場で逆転。テリム監督は「この勝利でトルコの存在を少しは思い出させることができた。われわれのユーロはここから始まる」と息巻いた。

 前回スイスと対戦したのは05年11月のW杯ドイツ大会最終予選プレーオフ。ホームでの第2戦終了後に大乱闘がボッ発し、トルコはW杯切符を逃した上に、公式戦6試合の中立地開催などの重い制裁も受けた。因縁の相手を劇的な勝利。1次リーグ突破が懸かるチェコとの直接対決に向け、大きな弾みとなった。

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2008年6月13日のニュース