タイ戦出番くるか！１９歳の香川

　ワールドカップ（Ｗ杯）予選の大舞台で岡田ジャパンの１９歳・香川（Ｃ大阪）に出番が回ってきそうだ。大久保（神戸）の出場停止などで日本の攻撃陣は手薄になっている。香川は「世界ではそれくらい（同年代）で活躍している選手が多い。出るだけで騒がれるんじゃなくて、しっかり結果を残したい」ときっぱり言った。

　平成生まれで初のフル代表選手。年代でいえば２０１２年ロンドン五輪を目指すカテゴリーに当たる。昨年はＵ―２０（２０歳以下）Ｗ杯カナダ大会にチーム最年少で参加。当時の吉田監督はドリブルの非凡さを高く評価した。同時に「この年代の選手はＪリーグでもまれることでぐっと伸びる」と、さらなる成長に期待していた。
　あれから１年。香川自身もＣ大阪で得た経験の大きさを口にする。「Ｊ２だけど、試合に出られていることが一番大きい。代表だからというより、セレッソでやっていることを出したい」。素朴な外見とは裏腹に言葉には自信がみなぎる。
　今回のメンバーには香川のほか、２０歳の内田（鹿島）２１歳の長友（ＦＣ東京）がいる。岡田監督は「若いからというだけでなく、合宿に呼んでみて力がある選手だった。上の選手にも刺激になっている」と彼らの台頭を歓迎している。（共同）