ポストプレー任せろ！巻１トップ先発

練習でパスを出す巻（中央）

　オシムチルドレン唯一の生き残りである日本代表ＦＷ巻が、１トップで先発することが濃厚になった。１２日の紅白戦で１トップに入り、これまで１トップだったＦＷ玉田はやや下がった位置に入り、巻と縦の関係をつくったもよう。これまでと同じ布陣で玉田を２列目に下げた形は、身長の低いタイ対策でもある。

　非公開練習のため、巻は「出るか分からない」とけん制したものの「自分の特長を出したい。いつもそういうことを意識している」と１メートル８４の長身を生かしたポストプレーをイメージしている。

　脱オシムを宣言した岡田監督の下、唯一、生き残ったオシムチルドレン。４月の合宿で右ひざを負傷して調整が遅れていたが、最終予選進出を懸けた大事な場面でチャンスがやってきた。「まず勝ち点３。チームとして点を取るようにしたい」と勝利を見据えた。