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ストイコビッチ監督 感激の初勝利

[ 2008年3月16日 06:00 ]

<浦和・名古屋>ベンチから指示を出す名古屋のストイコビッチ監督

 【名古屋2―0浦和】スーツ姿の「妖精」にほほ笑みが絶えなかった。名古屋のストイコビッチ新監督が、監督として初勝利をマーク。しかも過去5戦勝ったことのない埼玉スタジアムでアジア王者の浦和を破った。「人生の中でも忘れられない日になった。それは皆さんもお分かりでしょう」と笑顔の意味を説明した。

 守備の要バヤリッツァが開幕戦で左足を打撲。指揮官は練習でも組んだことのない、平均年齢21・75歳の急造4バックを送り出した。だが、プロ初スタメンの20歳・青山が体を張れば、19歳の吉田もフリーでシュートを打たせなかった。“ピクシー・チルドレン”がJ屈指の攻撃陣を完封すれば、攻撃でもヨンセンの高さと玉田のスピードを生かしてゲームを支配。「現代サッカーには美しさが必要」とサッカー哲学を説く43歳は、早くもその手腕が確かであることを証明した。

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2008年3月16日のニュース