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浦和、2試合でオジェック監督解任

[ 2008年3月16日 13:27 ]

15日の名古屋戦、チャンスを生かせない展開に頭を抱える浦和・オジェック監督

 J1の浦和は16日、さいたま市内で記者会見を開き、昨季アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)制覇に導きながら今季は開幕から2連敗を喫したホルガー・オジェック監督(59)の解任と、ゲルト・エンゲルス・コーチ(50)の新監督就任を発表した。J1で開幕から公式戦2試合を終えての監督解任は最短。

 浦和の藤口光紀社長は「選手と監督の信頼関係が崩れていると感じた。チームが一つになっていない。重苦しい状況を打開するには監督交代が一番いい方法」と説明した。
 新監督のエンゲルス氏はドイツ出身で、Jリーグでは当時の横浜フリューゲルスや市原(現千葉)、京都で監督を歴任。浦和では2004年からコーチ。突然の昇格に「プレッシャーは当然感じるが、楽しみの方が大きい。選手の可能性を信じている」と抱負を語った。
 オジェック監督は、昨季は2連覇を狙ったリーグ戦で2位。今季は開幕戦で横浜M、15日は名古屋に敗れた。解任は16日午前に伝えられた。

 ▼浦和・藤口光紀社長の話 選手の気持ちが(オジェック監督から)離れていると感じた。一度離れると、修復は難しい。ゲルト(エンゲルス氏)は選手からの人望も厚い。今任せられるのはゲルトしかいない。

 ▼浦和・エンゲルス新監督の話 組織、コンセプト(考え)、役割を大事にし、楽しく練習をやりたい。自信がつけば浦和らしいサッカーができる。ある意味ゼロからスタートしないといけない。

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2008年3月16日のニュース