【札幌記念】ジャックドール 夏のスーパーG2いざ連覇へ!武豊手応え「一流の動き」

[ 2023年8月17日 05:30 ]

函館芝コースで単走で追い切ったジャックドール(撮影・千葉茂)
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 夏競馬を彩るスーパーG2「第59回札幌記念」は今年もG1並みの豪華メンバーがそろった。16日、出走予定馬が札幌&函館で追い切り、昨年の覇者ジャックドールは函館芝コースで貫禄の動き。当レース9勝目を狙う武豊(54)が心身の充実ぶりに太鼓判を押した。

 名手を背に、弾むようなフットワークで函館芝コースを駆け抜けた。昨年の覇者ジャックドールは開門から約1時間後、ほとんど馬がいない時間帯にスタート。武豊が馬の走りたい気持ちをくみ取り、リラックスさせながら直線は外ラチ沿いへ。軽く促しつつ馬なりのまま、気持ち良さそうに5F68秒9~1F12秒1でフィニッシュした。武豊は「さすがだなって感じでした。凄くいいですね。一流馬の動きでした」と第一声。「煮詰まっている感じもないし、ちょうどいい」と手応えを得ていた。

 今春の大阪杯でG1タイトルを手にし、相棒の強さは把握している。前走・安田記念は初マイルで5着。全8勝を挙げる2000メートルに戻って反撃を期す。「マイル自体は問題なかったけど僕自身がうまく乗れなかったし、馬も気負っている感じでした」と敗因を分析。「仕上がりが良すぎたのかな」と振り返るように精神面でピリピリ感があり、結果的にゲートで気持ちが入り過ぎたのかもしれない。その点、距離延長の今回はリラックスさせることに重点を置き、理想的な精神状態で臨めそうだ。

 動きをチェックした藤岡師も「先々週、先週と併せ馬で、しっかりやっているので時計は気にしていなかった」と納得の口ぶり。昨年が大阪杯5着から4カ月半ぶりだったのに対し、今年は安田記念から2カ月半のレース間隔で仕上げやすかったという。「去年は緩んでいた部分があり、最終的に攻めていかなきゃいけなかったけど、今年はそこまでやらなくていいかな」と昨年との違いを口にした。目標とする天皇賞・秋(10月29日、東京)に向けて弾みをつける構えだ。

 65年創設の札幌記念で過去に連覇を達成したのは3頭。舞台がダート2000メートルだった68&69年にマーチス、82&83年にオーバーレインボー、90年に芝2000メートルになり97&98年とエアグルーヴが勝利を収めた。エアグルーヴの主戦でもあった武豊は今週末に向けて「(自身が騎乗していなかった)去年のレースも参考になるし、考え過ぎず、いいリズムで走らせたい。結果を残したいですね」と意気込む。昨年12月の香港C7着から4戦連続のコンビで25年ぶり4頭目の偉業を目指す。

《札幌記念好相性を実感、武豊「勝ってきたイメージ」》札幌記念を8勝している武豊は今年勝てば自身が17年京都大賞典(スマートレイアー)で記録した同一JRA重賞最多勝記録(9勝)に並ぶ。「札幌記念は自分の中でも勝ってきたな、というイメージは確かにありますね」と相性の良さを口にする。また、今夏の札幌は先週終了時点で14勝の横山武に次いで10勝で2位。「夏は若手の場なんですけどね。申し訳ないな。いい加減にしろって言われちゃいそうですね」と軽妙なコメントで場を和ませた。

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