【北九州記念】柴田善　3年ぶり小倉で新記録へ

　【東西ドキュメント・美浦＝16日】勝てばJRA史上最年長V記録が更新となる柴田善。スタイルの良さ、ハツラツと調教にまたがる姿は、先月30日に57歳を迎えたとは思えない。本人は「水分、塩分、バランスの取れた食事をしている。ここ数年、風邪らしい風邪はひいていないよ。何だかアスリートっぽいだろ？（笑い）」と冗談っぽく聞き返すのが格好いい。

　今週末はそんな“レジェンド”が3年ぶりの小倉参戦。北九州記念で、自身の手綱で前走・福島テレビオープンを制したスマートリアンに騎乗する。同馬を管理するのが競馬学校の同期・石橋師という縁もあり、柴田善は「前走も頑張ってくれたからね。こうして調教師が任せてくれるのはありがたい話ですよね」と感謝。実は直近の小倉騎乗では、20年愛知杯（デンコウアンジュ）で優勝している。そのエネルギーに触れた高木は小倉重賞連勝をイメージできた。