【七夕賞】昨年覇者トーラスジェミニ巻き返す!

[ 2022年7月5日 05:30 ]

 今週の日曜福島メインはサマー2000シリーズ開幕戦「第58回七夕賞」。過去10年で3連単6桁配当が5回。さらに100万円台、200万円台も飛び出している。荒れるハンデ重賞だ。今年の波乱の使者はどの馬か。過去10年の傾向から探る。

 《前走成績》 目立つのは大敗からの巻き返し。10着以下から臨んだ馬が【4・4・2・46】と4勝を挙げている。6~9着も【2・0・2・40】と上々。近況が悪くても、ここでガラリ一変はある。人気を落とした馬が、波乱を呼ぶ。2着が【2・1・2・8】、5着が【2・0・0・5】と善戦から重賞奪取のケースはある。1着は【0・1・3・9】で、連勝は難しい。

 《ハンデ》57キロが【6・2・0・16】と勝ち数ダントツ、勝率25%も抜群の数字。57・5キロも【1・0・0・3】とサンプルは少ないが、勝率は同じ。重量を背負わされる実績、実力馬を素直に有力視していい。56キロは【1・1・0・23】、55キロ【1・4・4・22】。54キロも【1・0・1・23】で苦戦している。また53キロ以下の1着もなく、軽量馬の台頭は難しい。

 《脚質》小回りらしく先行有利。4コーナーの勝ち馬の位置は見れば明らか。先頭は【2・2・1・5】で飛び抜けて良いわけではないが、3番手以内で5勝。5番手以内で9勝を挙げている。残りの1勝も6番手から。先行馬が圧倒的に有利。上がり3F1位の馬が【1・5・1・4】でわずか1勝と苦戦。追い込み一気は厳しく、差すにしても長く脚を使って捲るしかない。

 《結論》昨年の覇者でトップハンデ57・5キロを背負うトーラスジェミニを狙う。昨年2番手からしぶとく伸びて優勝。その先行力はやはり当コース、そして開幕2週目の馬場が合う。近況はさっぱりだが、ここなら巻き返し可能。相手は昨年逃げ切りで中日新聞杯を制したショウナンバルディ。こちらも不振が続く中でハンデ57キロだが、昨年3着の当レースなら逆襲がある。昨年逃げて2着のロザムールも怖い。同じく先手を奪えれば面白い。人気になりそうなヒートオンビートは差しタイプで脚質がやや気になる。

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2022年7月5日のニュース