【天皇賞・春】ディープボンド待望の初戴冠か、タイトルホルダー貫禄のG1・2勝目か

[ 2022年4月25日 05:30 ]

天皇賞・春制覇を狙うタイトルホルダー(左)とディープボンド
Photo By 提供写真

 今週から6週連続G1開催!春の競馬シーズンはヒートアップしていく。阪神の日曜メインは「第165回天皇賞・春」。京都競馬場が改修工事中で、昨年に続き仁川の芝3200メートルで行われる。前哨戦の阪神大賞典を制して意気上がるディープボンドか、昨年の菊花賞馬タイトルホルダーが貫禄を見せるのか。GWの頂上決戦から目が離せない。

 京都競馬場が改修工事中のため、今年も阪神芝3200メートルで行われる。スタートの後は外回りを1周、2周目は内回り。残り800メートル付近からペースアップ。ジョッキーの駆け引きを存分に楽しめる舞台設定だ。

 ディープボンドは阪神大賞典を制して、順調にステップを踏んできた。昨秋のフランス遠征でメンタル面が成長。有馬記念は超が付く強力メンバーを相手に2着好走。充実期に入った。3000メートル以上のレースは【2・1・0・1】で1度の着外も菊花賞4着。長丁場はお任せあれ。待望のG1初Vへ、機は熟した。

 昨年の菊花賞馬タイトルホルダーは今年始動戦の日経賞を同じ逃げ切りで制した。上がり3Fは11秒7→11秒2→11秒8、勝負どころでグッとギアを上げられるのが魅力。5馬身差を付けて勝った菊の再現なるか。

 勢いなら4連勝で重賞Vまで上り詰めたテーオーロイヤル。前走のダイヤモンドSは2馬身半差の快勝。勝ちタイムも過去10年で一番速かった。一気にG1初制覇を果たすか。アイアンバローズはスポニチ賞ステイヤーズS、阪神大賞典と連続2着。長距離適性に自信を深めたか。叩いて良くなるタイプで、確実に前進を遂げる。

 ▽天皇賞・春 1905年(明38)に創設された「エンペラーズカップ」が前身。戦後の47年秋から「天皇賞」に改称。春は京都、秋は東京で実施。かつては勝ち抜け制。京都競馬場改修工事のため昨年に続いて今年も阪神競馬場で施行される。

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2022年4月25日のニュース