【大阪杯】レイパパレ　連覇へ万全！坂路単走で指示通りの動き

坂路で追い切るレイパパレ（撮影・亀井　直樹）
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　レイパパレは昨年の大阪杯で無敗の3冠馬コントレイルを撃破しての戴冠劇。競馬界の顔ともいうべき存在を真っ青にさせたのだ。牝馬のかれんさも表情に残すレイパパレが“小悪魔の憎まれキャラ役！？”を担うなら、今年は年度代表馬エフフォーリアを退治するシナリオも描きたくなる。

　追い切りは坂路単走。ラストの1Fだけは鞍上の助手もしっかりと手を動かして4F53秒4～1F12秒2にまとめた。高野師は「整える程度でやりました。ラップ、内容、負荷とちょうどいい感じ」と指示通りの内容だったと強調し、「前走（金鯱賞2着）はいいリズムで走れていたし内容は良かった。前走後は放牧に出して牧場関係者や厩舎スタッフがしっかりケアをしてくれた。上積みはあります」と話した。

　前走で3戦ぶりに騎乗した川田は「パドックの雰囲気からとても穏やかでした。この馬にしては我慢も利いていて、いい走りだったと思います」と収穫を口にする。昨年は重馬場をスイスイと逃げ切って4馬身差の圧勝。デビューから無傷6連勝で頂点に君臨したあのサクセスストーリーから1年。「強い馬がいる中、あまり意識をせず、この馬の能力を出せるレースをしたいです」と川田。ヒロインの第2章はここから始まる。