【桜花賞1週前追い】ナミュール　G1初戴冠へ視界良好！加速圧巻のラスト1F12秒5

坂路で併せ馬で追い切るナミュール（手前）（撮影・亀井　直樹）
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　チューリップ賞を制したナミュール（高野）が雪辱のG1獲りに向けて視界良好だ。坂路でライトウォーリア（5歳オープン）と併せ馬。ラストはいっぱいに追われて加速し1馬身先着、4F51秒4～1F12秒5をマークした。高野師は「気を乗せての併せ馬。当初の予定より時計は速かったが、上がってきても元気そうでホッとしています。この負荷を上手に利用し、昇華させていきたい」とうなずいた。

　デビュー2連勝で挑んだ前々走の阪神JFは1番人気に推されながらスタートで出遅れ、まさかの4着。苦汁を飲んだが、その後は熱心にゲート練習。桜花賞と同じ舞台で行われた前走ではゲートを克服し、他馬を圧倒した。前走後は短期放牧を挟んで本番へ。指揮官は「レース後はどの馬もあるように疲れは出ていましたけど、牧場のスタッフさんが素晴らしい仕事をしてくれました。上積みっていう上積みは必要ないかなと思っていたが、1度使われて心肺機能が上がっているかなと思う」と前走以上の様子を告げる。

　ここも人気は必至。「注目してもらって臨むのは幸せなこと。最高の結果になるように頑張りたい」と師。2走前に届かなかった頂点だけを狙う。