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【福岡・クイーンズクライマックス】田口 笑顔の初戴冠、G1・3勝目「楽しめたし出来過ぎで怖い」

[ 2022年1月1日 05:30 ]

クイーンズクライマックス、優勝した田口は銀色に輝くティアラと賞金の目録を贈られ笑顔を見せる(撮影・岡田 丈靖)
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 ボートレース福岡のプレミアムG1「第10回クイーンズクライマックス」は12月31日、第12Rで優勝戦が行われた。2号艇の田口節子(40=岡山)が2コースから捲って、5回目の出場にして大会初制覇。12年多摩川レディースチャンピオン以来、通算3回目のG1タイトルとなった。同時開催のG3シリーズ戦は2号艇の松尾夏海(30=香川)が2コース差し切り。デビュー初Vを決めた。

 最強女王が博多に降臨――。押し寄せるファンの大歓声に田口が応える。初めて手にした真冬のG1タイトル。満面の笑みで何度も何度も手を振り続けた。

 「今でも信じられないです。なんかフワフワしている感じ。博多に来る前からいつもしんどい思いをしているので、今節は楽しもうと思っていました。1節間楽しめたし、(21年は)出来過ぎで怖いですね」

 優勝戦は昨年の田口を象徴するようなアグレッシブなレースで、最高の結果をたぐり寄せた。コンマ12の全速スタートを決めるとグイグイと舟を伸ばし、必死に抵抗を試みるインの平高を捲って“制圧”。バックは全速捲りを放った遠藤と併走になったが、1周2マークを丁寧に先取り、勝利を決定づけた。

 「スタートは全速。その分出て行ったかな。特訓に出て“これならいける”と思った。バックの足も良かったし、初日のようないい雰囲気に戻っていました」

 昨年9月に福岡で24場制覇を決めた時は、あふれる涙を抑えるのでいっぱいだった。悲壮感にあふれていたシリーズ。常にピリッとした空気を漂わせ、同じ岡山支部の先輩、後輩でも話しかけづらかったほどだ。今回は違う。ピットでもずっと柔和な表情。ティアラとともにはじけた“節子スマイル”がすべてを物語る。

 「プレッシャーは少しでも少ない方がいいので、あの時優勝できていたのが今節走るにあたって大きかった。24場全場制覇とクイーンズクライマックス優勝、どっちがうれしいかって聞かれたら、どっちもうれしいに決まっているじゃないですか(笑い)」

 この優勝で今年3月に大村で開催されるSGクラシックの権利を手にしたが、田口には一つだけ揺るがない決意がある。

 「もっと成長できるように、いろいろなことを試していきたい。お客さんが舟券を買ってくれている。舞台に関係なく、一走一走自分が納得できるレースをしていきたい」。22年もファンの期待に全力で応える。それが田口がプロとして見せる生きざまだ。

 ▽12R優勝戦VTR 進入は枠なり3対3。2コースからコンマ12のトップスタートを決めた田口がスリットでイン平高をのみこみ、1マークを先制。外全速戦を仕掛けた遠藤を制して2マークを先取った。2番手は遠藤が確保。接戦となった3着争いは、立て直した平高が渡辺の猛追を振り切った。

 ◇田口 節子(たぐち・せつこ)1981年(昭56)1月14日生まれ、岡山県出身の40歳。“銀河系軍団”85期生として99年10月に下関でデビュー。G1タイトルは11年三国レディースチャンピオンなど通算3勝。主な同期に田村隆信、井口佳典、森高一真ら。1メートル62、血液型AB。

 《次走》平高奈菜と守屋美穂は11日からの尼崎G1センプルカップに出場し、浜野谷憲吾、毒島誠、西山貴浩らと対決する。田口節子は11日からの児島ヴィーナスシリーズで、寺田千恵、海野ゆかり、鎌倉涼らが相手。渡辺優美と平山智加は3日からの大村G3オールレディースで、松尾夏海、実森美祐らと激突する。遠藤エミは8日からのとこなめファン感謝3daysで、原田幸哉、細川裕子、平本真之らと覇権を争う。

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