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【川崎】騎手紹介(14)憧れの父に追いつけ追い越せ!中越琉世は筋トレでパワーアップ

[ 2022年1月1日 12:00 ]

さらなる躍進が期待される中越琉世
Photo By 提供写真

 2022年は中越琉世(なかごし・りゅうせい、23)のさらなる躍進が期待できそうだ。16年4月にデビューしてから6年。「20年はケガをしてしまったので21年は無事に乗れたらと思っていました。その中で2桁勝利を達成できました」とホッとした表情を浮かべた。

 1年目は勝ち星に恵まれず南関59戦未勝利。そこで10月からチャンスを求め「期間限定騎手」として高知競馬へ武者修行に出た。元々高知出身。一日20頭も調教をつけているうちに技術は上がり、約1年間で初勝利(10月29日のウインプロスパー)を含め38勝を挙げた。「こんな下手な僕を高知の方々全員が育ててくれた」と感謝した。

 そんな中越の父は高知、園田で騎手として活躍した豊光氏。通算1706勝(重賞19勝)を挙げ、高知では6度リーディングに輝くトップジョッキーだった。現在は園田で厩務員をしている。琉世の勝負服は豊光氏が現役時代に着ていた物と同じ「胴桃、そで黒・白二本輪」のデザイン。「重いものを背負いましたが、最近は父から“上達している”と言ってもらえた。親父に憧れで騎手になろうと決めたので頑張る」と熱い思いを込めて騎乗している。

 「夢を語り合った学校の同級生から“有言実行したのはお前だけだぞ”と言われました」と胸を張った騎手の道。2年目の17年5月に川崎で行われたヤングジョッキーズシリーズトライアルで凱旋騎乗し、見事逃げ切り勝ち。大舞台で南関東初勝利を挙げ、結局これがファイナル進出へ大きくものをいった。翌18年はトライアルラウンドを突破できなかったものの19年にはファイナルラウンドに進出し5位。リョウランヒーローに騎乗しJRA初勝利も挙げた。

 そして、大きな故障も乗り越えた。20年7月に調教中に落馬し、頚椎(けいつい)と胸椎を骨折して離脱。「4カ月、首にコルセットを巻いている生活でしたが、皆が馬に乗っているのを見て“今すぐにでも乗りたいな”と思っていました」と振り返った。

 プライベートでは川崎所属の古岡勇樹と仲が良く、一緒にYouTubeを見て競馬の研究をするという。また、自身はアニメ「ワンピース」のファンで以前は時間を見つけて鑑賞していたというが、現在は故障離脱の悔しさを晴らすべく休日返上で筋トレを敢行。「(漫画の)グラップラー刃牙のような体になったと言われています」と胸を張った。

 22年の抱負を聞くと「去年に続く2桁勝利は絶対に達成したい。どんどん勉強して、ファンの方々の期待に応えられるように頑張ります」と元気いっぱいに即答。今年も若さあふれる騎乗に注目だ。

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2022年1月1日のニュース