【有馬記念】アスリートが語る、アスリートの沸点~大野雄大~

[ 2021年12月23日 16:40 ]

中日ドラゴンズ 大野雄大
Photo By 提供写真

 中央競馬の一年を締めくくる「第66回有馬記念」は26日、中山競馬場で行われる。多くのドラマが生まれて盛り上がった2021年の競馬界。スポーツ界のトップアスリートは競馬界のビッグレースをどのように捉えているのか。大野雄大(33=中日ドラゴンズ)に有馬記念に込める思いを聞いた。

 日本開催で金メダル獲得が当たり前という重圧の中で、金メダル獲得に貢献出来て、一生に残る思い出になりました。重圧の中で戦うのは大変でしたけど、獲得できて良かったです。

競馬との関わりは、京都競馬場が実家のすごく近くで、小学校低学年の頃に、姉と一緒に母親に連れて行ってもらったのが最初です。馬がすごい迫力で走ってるなと思った事を覚えています。

 競馬の魅力は奥が深いところです。馬という生き物に、みなさん情熱を持って、本当に調べられて。調べることが多すぎますね(笑)。馬券を買う時は、有名な馬やその年に強かったり、人気のある馬に勝って欲しいという想いで購入しています。自分の誕生日の9月26日にちなんで、9-2-6の3連単は買ったことがあります。

 自分を競走馬に例えるとすれば、自分で言うのも恥ずかしいですが、大器晩成型です。今年33歳で初タイトルを獲りました。まだまだ成長出来ると思っていますし、まだまだやれるとも思っています。

 有馬記念は1年を締めくくる大レース。必ずニュースでも取り上げられますし、競馬に興味が無い方でも、あの馬が勝ったと知るくらいのレースなので、楽しみです。

 今年の注目馬はタイトルホルダーですね。名前に惹かれました。私は3年連続タイトルを取りたい、という目標を掲げて今年の開幕を迎えました。2年連続で最優秀防御率のタイトルを獲得できたのですが、今年はダメでした。また来年取れるように、という願いを込めてタイトルホルダー推しです。

 来年に向けてチームとしては、立浪新監督のもと、中日ドラゴンズ旋風を巻き起こしたいなと思います。個人としては、タイトルを争えるような成績を残して、「大野は良いピッチャーだな」と思ってもらいたいですね。開幕投手を目指して練習しています。やはり開幕投手は、チームの顔だと思っています。初戦勝って、チームに勢いつけられれば。たくさんの方に応援してもらえるように頑張ります!

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2021年12月23日のニュース