【菊花賞】タイトルホルダーの逆襲 父ドゥラメンテにささぐ菊のタイトルへ

[ 2021年10月23日 05:30 ]

 トレセンの最前線で取材する記者が気になる馬に迫る新企画「G1リベンジャーズ」。土曜付は決断の日だ。高木翔平記者は24日ゲートインを迎える「第82回菊花賞」でタイトルホルダーの逆襲に懸けた。

 記者の間で最強馬論争に花を咲かせていると、いつも一定数いるのがドゥラメンテ派。皐月賞、ダービーの圧倒的な勝ちっぷり。骨折がなかったらと、つい夢想する。挑むことすらできなかった菊の夢は初年度産駒の◎タイトルホルダーに託された。8月にわずか9歳でこの世を去った父へ、悲願のタイトルを届けたい。

 2歳時からその心肺機能は折り紙付き。皐月賞(2着)は早め先頭の苦しい形ながら3着以下をしぶとくしのぎ、栗田師は「かなりのスタミナがないとできない芸当」と評価した。超高速馬場のダービーは上がり3F最速タイの3頭が1~3着を独占する差し決着。正攻法の競馬で3着ステラヴェローチェ(ダービー上位5頭で菊花賞出走は同馬のみ)に0秒4差なら、むしろ地力の高さをアピールした形。母系は欧州のスタミナ血統。半姉メロディーレーンは芝2600メートルで2勝を挙げ、昨年は牝馬ながら菊花賞で小差の5着に奮闘した。3000メートルをこなす下地は十分だ。

 栗田師が「こんなことがあるのかというくらい特殊な競馬だった」と振り返る前走・セントライト記念(13着)。道中で厳しいマークを受け、直線はこれでもかと前が詰まった。しかし、陣営は前哨戦の敗北を前向きに捉えている。「前走はああいう形で折り合いに専念せざるを得なかったがそれが本番の3000メートル戦に生きてくれれば。夏を越して体も気性もパワーアップしている」と師は力強い。前走の大敗がオッズに響けば馬券的にもおいしい。

 10回やれば10回勝ち馬が変わりそうな乱菊。実力が接近している年は素直に内をロスなく回れる馬をチョイスしたい。タイトルは希望通りの内寄り3番。スタートに自信があるだけに最高の枠だ。弥生賞ディープインパクト記念ではダノンザキッド、シュネルマイスターを下し、皐月賞ではステラヴェローチェに先着した。ラスト1冠で大仕事を成し遂げる。

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