【シリウスS】サンライズホープ重賞初V!幸も称賛「早めに先頭に立ったが踏ん張ってくれた」

[ 2021年10月3日 05:30 ]

力強い走りでシリウスSを制した幸騎乗のサンライズホープ(左は2着・ウェスタールンド)(撮影・椎名 航)
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 ダートG3「シリウスS」が2日、中京で行われ、4番人気サンライズホープが早め先頭から踏ん張り、3度目の挑戦で重賞初制覇を決めた。

 したたる汗を幸は気持ち良さそうに拭った。「内外から来られる展開の中、よく頑張った。早めに先頭に立ったが踏ん張ってくれた」。コンビを組んで3勝目。馬への称賛がまず口を突いた。1番人気ゴッドセレクションの後ろで折り合いに専念。直線を向いてサッと先頭へ。そこに襲いかかったのが実績に勝る9歳馬ウェスタールンド。猛追を頭差しのいだ。前走プロキオンSは1番人気に推されながら6着敗退。ベストの中京、距離延長で巻き返した。「改めて力があると思った。中京は合っている。重賞を勝てたし(さらに)上の舞台に行ってもいい競馬をしてくれると思う」

 羽月師は17年武蔵野S(インカンテーション)以来、3年11カ月ぶりの重賞制覇。「勝ててありがたい」と控えめに喜びを表現した。「優等生なレースだった。展開も想定通り。ブリンカー効果絶大です」。とオープンに昇級した2走前・三宮S(1着)から装着している馬具の効果を勝因に挙げた。今後、目指すはチャンピオンズC(12月5日、中京)。楽しみな新星が誕生した。

 ◆サンライズホープ 父マジェスティックウォリアー、母オーパスクイーン(母の父スペシャルウィーク)17年3月29日生まれ 牡4歳 栗東・羽月友彦厩舎所属 馬主・松岡隆雄氏 生産者・北海道日高町のヤナガワ牧場 戦績14戦6勝(重賞初勝利) 総獲得賞金1億2009万9000円。馬名の由来は冠名+「希望」。

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2021年10月3日のニュース