【スプリンターズS】福永 3歳ピクシーナイト快勝に「正直驚き」「国内のみならず色んな選択肢を」

[ 2021年10月3日 16:48 ]

スプリンターズSを制した福永(中央)はピクシーナイトをねぎらう。右は音無師
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 秋のG1シリーズ開幕戦「第55回スプリンターズS」(G1、芝1200メートル)は3日、中山競馬場で行われ、3番人気ピクシーナイト(牡3=音無)がG1初制覇。鞍上の福永祐一騎手はレース後「こんなに早くG1の舞台でああいう横綱相撲の競馬をとれるようになるとはね。本当にこちらの想像を超えた走りをしてくれたと思います」と3歳馬として14年ぶりにスプリンターズSを制した愛馬を称えた。

 福永騎手は開口一番「色々なシチュエーションを想定していたんですが、ここまでいいポジションで逃げ馬の後ろっていうトコまではあまり選択肢に入れてなかったんで、正直ちょっと驚いてはいますけども…最終的にはG1を勝てる馬にしたいなという思いはずっとありました」とコメント。

 「正直まだ今日返し馬にいった感触も休み明けを一叩きされた効果は感じてはいたんですが、前と後ろの体のバランスっていうのがまだまだとれていない状態だったんで今日のこの感じでどれぐらいG1の舞台でやれるかなというっていう感じではあったんですけどね…いやーーー期待以上でした」と振り返った。

 さらに福永は「前々からねこの馬は凄い馬になると公言はしていたんですけども、ちょっと想像を超えた馬になる可能性が出てきました」とニヤリ。「今日は(僕が)プレゼントなんかしてないです。この馬自身が自らつかみ獲った勝利だと思いますし、この先短距離界を引っ張っていく存在になる馬ですし、国内のみならず色んな選択肢を考えられる馬だと思います」とスプリント界の新星誕生に明るい未来を見据えていた。

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