森且行「死を覚悟した」 落車事故で両足に麻痺やしびれ残る 医師は命を最優先

[ 2021年9月28日 09:24 ]

オートレーサーの森且行
Photo By スポニチ

 オートレーサーの森且行(47=川口)が28日、TBS「あさチャン!」(月~金曜前6・00)にVTR出演。オートレースで落車した当時の心境や現在の状況を明かした。

 森は今年1月24日、福岡・飯塚オートレース場で行われたG1「第64回開設記念」最終日11Rで落車し、福岡県内の病院に救急搬送。その後、都内の病院で骨盤骨折、腰椎骨折の診断を受けた。これまで22時間に及ぶ計4回の手術を受け、無事成功した。

 落車当時について、森は「死は覚悟しましたね。救急車が来ても全く動けなかったです」と説明。「久々に痛い思いしましたけど、あの痛みは生まれて初めてですね。なかなか痛みでは涙出てこない人間なんですけど、もうずっと泣いてました。あまりの痛さに」と振り返った。

 「正直、その時はもう絶対復帰は無理だろうなと思って、良くて車いすなんじゃないかなって覚悟はしてましたね」と告白。骨が静脈の方に食い込んでいたそうで、5ミリずれてたら1時間以内には死んでいたかもしれないという。手術について医師からは「血をどう噴き出させないかが大変だった、命だけを助けるために命を優先して、完璧には戻せなかった」と言われたという。

 手術は無事成功も、腰椎骨折の影響で神経損傷。オートレーサーの命ともいえる両足に麻痺やしびれが残った。しかし現在は自力で歩行出来るまでに回復しており、オートレース復帰を目指している。

 ◆森 且行(もり・かつゆき)1974年(昭49)2月19日生まれ、東京都出身の47歳。88年にアイドルグループ「SMAP」結成。91年にCDデビュー。96年「SMAP」脱退。97年に川口所属でオートレーサーデビューし、初陣を1着で飾る。通算3008戦682勝。G1・2勝、SG1勝。通算獲得賞金6億9440万円(25日現在)。1メートル77、59キロ。血液型B。

続きを表示

2021年9月28日のニュース