菜七子愛読小説「風の向こうへ駆け抜けろ」 NHKでドラマ化

[ 2021年8月27日 05:30 ]

菜七子も愛読した「風の向こうへ駆け抜けろ」がドラマ化
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 女性騎手が主人公で、藤田菜七子も愛読する「風の向こうへ駆け抜けろ」(小学館文庫)がNHKでドラマ化されることになった。放送日は12月18、25日の2日間。廃業寸前の厩舎に所属する芦原瑞穂役を平手友梨奈が演じる。

 原作者の古内一絵さんが同作の執筆を始めた13年、地方競馬所属の女性騎手はいたもののJRAの在籍は0。しかし、16年デビューで同作へ帯コメントを寄せた藤田菜七子がストーリーを追うように19年フェブラリーS(コパノキッキング)で「女性騎手初のG1騎乗」を達成した。当時、古内さんは「不思議な縁を感じずにはいられません。ついに小説の世界が現実になりました。私の予想よりずっと早かったです」と驚いていた。今年、古川奈穂、永島まなみの2人もデビュー。競馬界の女性進出を予言していた力作がついに映像化される。

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2021年8月27日のニュース