【ダービー】シャフリヤールG1初V 無敗馬撃破で3歳“頂点”に!鞍上・福永は史上3人目の連覇達成

[ 2021年5月30日 15:49 ]

<日本ダービー>エフフォーリア(手前左)との叩き合いをハナ差で制したシャフリヤール(同右)(撮影・村上 大輔)
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 3歳馬の頂上決戦「第88回日本ダービー」(G1、芝2400メートル)は30日、東京競馬場で行われ、4番人気シャフリヤール(牡3=藤原英)が重賞2連勝でG1初制覇。4戦無敗の皐月賞馬エフフォーリア(牡3=鹿戸)を2度目の対戦で写真判定の末に撃破し、今年の3歳馬7398頭(持込馬、輸入された○外馬を含む)の頂点に立った。ディープインパクト産駒は史上初のダービー7勝&4連覇。鞍上の福永祐一騎手(44)は史上3人目のダービー連覇を達成した。また、ハナ差2着は1番人気エフフォーリア、3着にはステラヴェローチェ(牡3=須貝)が入った。

 勝ったシャフリヤールは父ディープインパクト、母ドバイマジェスティの血統。通算成績は4戦3勝。前走・毎日杯に続く2連勝で重賞2勝目。前々走・共同通信社3着と敗れたエフフォーリアとの再戦で“リベンジ”を果たした。ディープインパクト産駒は2018年ワグネリアン、2019年ロジャーバローズ、2020年コントレイルと勝利しており、史上初のダービー4連覇を達成。さらに同産駒は歴代単独トップとなるダービー7勝目を手にした。

 鞍上の福永は今年の天皇賞・春(ワールドプレミア)以来となるJRA・G1通算30勝到達。ダービーは昨年のコントレイルに続く連覇で、歴代最多5勝の武豊騎手に次ぐ単独2位の3勝目。ダービー連覇は武豊(1998年スペシャルウィーク、1999年アドマイヤベガ)、四位洋文(2007年ウオッカ、2008年ディープスカイ)以来となる史上3人目の快挙となった。

 管理する藤原英師は、2019年高松宮記念(ミスターメロディ)以来となるJRA・G1通算11勝目。ダービーは2010年エイシンフラッシュ以来、11年ぶり2度目優勝を手にした。

 ▽ダービー 1780年創設の英ダービーを元祖とし、世界中で行われている3歳馬の頂点を決するレース。日本では1932年(昭7)に旧目黒競馬場で第1回が開催され、函館孫作騎乗のワカタカが優勝した。正式名称は「東京優駿」で50年から「日本ダービー」の副称がついた。馬産の奨励、繁殖馬の選定が主眼だった経緯から現在も牡馬、牝馬のみが出走可能。セン馬は出走できない。

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