【ダービー】里見オーナー9度目の挑戦も無念…紅一点サトノレイナス5着 牝馬14年ぶり快挙ならず

[ 2021年5月30日 16:55 ]

<日本ダービー>ハナ差の2着に敗れたエフフォーリア(左)と5着のサトノレイナス(撮影・村上 大輔)
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 3歳馬の頂上決戦「第88回日本ダービー」(G1、芝2400メートル)は30日、東京競馬場で行われ、クリストフ・ルメール騎手騎乗・2人気のサトノレイナス(牝3=国枝)は5着。2007年ウオッカ以来、牝馬として4頭目のダービー制覇とはならず。同馬を所有する里見治(はじめ)オーナー(79)は9頭目の挑戦も悲願のタイトルには届かなかった。

 牝馬として2014年レッドリヴェール(12着)以来、7年ぶりの参戦となったサトノレイナスは父ディープインパクト、母バラダセールの血統。通算成績は5戦2勝。前走・桜花賞2着、前々走・阪神JF2着とともにソダシに敗れたが過去4戦連対率は100%。キャリア5戦目にして初の牡馬とのレースで初めて連対を逃した。

 馬主の(株)サトミホースカンパニー(※馬主名「里見治氏」を含む)は過去2015年サトノラーゼン、2016年サトノダイヤモンドが2年連続2着。里見オーナーが「ダービーは馬主になって最大の夢。勝算はある」と送り出した紅一点のサトノレイナスは人気を集めたが、5着に終わった。

 ◆里見 治(さとみ・はじめ)1942年(昭17)1月16日生まれ、群馬県出身の79歳。セガサミーホールディングス代表取締役会長。65年に実家が経営していた食品メーカー「さとみ」の事業を新規開拓しゲーム機などの販売を手掛ける。80年、関連企業だったサミー工業(現サミー)の社長に就任。パチンコ、パチスロ機の開発、販売に尽力し同社を業界大手へと成長させた。04年に大手ゲーム機メーカーのセガと経営統合。初の所有馬はミラクルサミー(36戦5勝)。同馬の初出走から今年で節目の30年目を迎える。

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2021年5月30日のニュース