【ダービーよもやま話】エフフォーリアが2着なら珍記録達成!それは…

[ 2021年5月29日 09:50 ]

エフフォーリア(撮影・村上 大輔)
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 29日午前9時の時点で、ダービーの単勝1番人気は皐月賞馬のエフフォーリア(牡3=鹿戸)だ。圧倒的に有利と言われる最内(1)番枠をゲットしたことで1強ムードは高まるばかり。ただ、実は血統表を見ると、ダービーに限っては“2着”が似合う。いや、2着しか考えられないといってもいいだろう。

 というのも、父エピファネイアが13年のダービー2着馬(1着キズナ)なら、父の父シンボリクリスエスは02年のダービー2着馬(1着タニノギムレット)。さらには母の父ハーツクライまで04年のダービーで2着(1着キングカメハメハ)に終わっているのだ。失礼ながら“ダービー銀メダル配合”といっても差し支えないだろう。仮にエフフォーリアが2着なら、親子3代でダービー2着という珍記録達成! 陣営としては何が何でも避けたいところだろうが、果たしてどうなるか。

 “親子”というキーワードでは、2世対決にも注目したい。エフフォーリアの父エピファネイアをダービーで倒したキズナは、大外(17)番枠のバスラットレオン(牡3=矢作)の父。バスラットレオンが勝てば、父の父ディープインパクト、父キズナに続く、親子3代でのダービー制覇となる。キズナ産駒は昨年、ファーストクロップのディープボンドが5着だったが、2年目の産駒で早々と偉業を達成するか。あるいはエフフォーリアが父の無念を晴らし、ストップをかけるのか。奇しくも最内と大外に分かれた“因縁”の2頭の戦いも楽しみにしたい。

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2021年5月29日のニュース