【船橋・報知グランプリC】ゴールドホイヤー復活V!山崎誠「馬の状態と流れがかみ合った」

[ 2021年2月12日 05:30 ]

 「第57回報知グランプリカップ」(S3)が11日、船橋競馬場で行われた。6番人気のゴールドホイヤーが直線差し切り優勝、3つ目の重賞タイトルを手にした。同馬と2着リンゾウチャネルには「第66回ダイオライト記念」(G2、3月17日、船橋)への優先出走権が与えられた。

 昨年の東京ダービー1番人気馬が鮮やかな復活劇を見せつけた。道中は流れに乗って3番手を追走。きっちり脚をためると勝負どころの3コーナーから一気に仕掛けた。直線を向いたところで馬場の中央に持ち出すと一完歩ごとに前との差を詰め、残り50メートルで先に抜け出したリンゾウチャネルを捉えてVゴールに飛び込んだ。

 今年の重賞初制覇となった山崎誠は「直線を向いてからは本当にいい脚を使ってくれた。馬の状態とレースの流れがかみ合った」と満足そうな表情で振り返った。次走に関しては「いいレースがないので状態を見ながら決めたい」(岩本師)と未定だが、実績馬の復活が南関東の重賞戦線をさらに盛り上げてくれそうだ。

 ◆ゴールドホイヤー 父トランセンド 母ベルグポルカ(母の父ピルサドスキー)牡4歳 川崎・岩本洋厩舎 馬主・岡田初江氏 生産者・北海道新ひだか町の静内酒井牧場 戦績11戦6勝 総獲得賞金7032万5000円 重賞は20年羽田盃以来3勝目。

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2021年2月12日のニュース