小倉大賞典 デンコウアンジュ鞍上は蛯名 JRA全10場重賞V目指す 荒川師「何とか達成してほしい」

[ 2021年2月12日 08:54 ]

蛯名正義
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 昨年、冬の小倉で愛知杯を勝つなど重賞を3勝しているデンコウアンジュ(牝8=荒川、父メイショウサムソン)は小倉大賞典(21日、小倉芝1800メートル)の鞍上が蛯名正義(51)に決まった。2月いっぱいでジョッキーを引退し、調教師に転身する蛯名は小倉重賞ラスト騎乗で勝てば史上7人目のJRA全10場重賞制覇(過去に安田富男、武豊、藤田伸二、横山典弘、秋山真一郎、池添謙一)となる。

 03年にエアエミネムで函館記念を勝ち、リーチをかけたが小倉だけは縁がなかった。過去8戦でエイシンドーバーに騎乗した07年小倉大賞典2着が最高着順。コスモファントムに騎乗した12年小倉大賞典は1番人気に支持されたが3着と惜しくもタイトルに手が届かなかった。直近では18年小倉記念がストーンウェアで5着。昨年、冬の小倉は右踵骨(しょうこつ)粉砕骨折で休養中のため参戦できなかった経緯がある。

 デンコウアンジュを管理する荒川義之師(52)は「記録が懸かっているし、何とか達成してほしい」と同世代の背中を押す。過去14回コンビを組んでいるデンコウアンジュは前走・愛知杯がトップハンデタイの56キロを背負って6着。うまくかみ合えば突き抜けるだけの脚は備わっている。ラストチャンスで劇的Vなるか。人馬一体でゴールを目指す。

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