【津・東海地区選手権】松尾 G1初優勝!地元で決めた「まだ実感はない」

[ 2021年2月12日 05:30 ]

G1・3回目の優出で初優勝した松尾
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 ボートレース津G1「第66回東海地区選手権」は11日、12Rで優勝戦が行われ、松尾拓(32=三重)がイン逃げで優勝した。G1・3回目の優出で、うれしい初優勝。SGクラシック(3月23~28日、福岡)の出場権を獲得した。

 地元G1優勝戦の1番人気に応えて快勝。初々しさが残るニューヒーローは、静かに喜びを口にした。

 「まだ実感はないです。足は良かったしレースにだけ集中して行きました。同期の羽野(直也)、村松(修二)もG1を勝ったし、続けて良かったです」

 重圧をはねのけた。V間違いなしと思われていた池田浩二が準優12RでまさかのF。予選2位の松尾拓に優勝戦1号艇が転がり込んできた。

 「朝は5時、6時に目が覚めましたよ。でも、当日は結構リラックスできましたね。いい緊張感で挑めました」

 楽なインからコンマ13の全速スタート。2コースの新田が握って回って外の攻撃をシャットアウトしたこともあって、あっさりと逃げ切れた。

 G1を制したことで、もう一つ上のステージへと活躍の舞台は移る。

 「前回のSGはいい成績を残せなかったんで、リベンジの気持ちは強いです。東海チャンプの名に恥じないように頑張りたいです」

 この優勝でクラシック出場という“お土産”を手にした。自身2回目のひのき舞台。ただ「博多(福岡)は初めてなんですけど」と苦笑いする。それも上等。固定観念なしで挑めるじゃないか!!層が厚い東海地区を制した自信を胸に―。松尾拓物語“第2章”が今、始まった。

 ◆次走 優勝した松尾拓は20日からの江戸川一般戦に出場し、岡祐臣、金子拓矢らと激突する。新田雄史と菊地孝平は17日からの桐生一般戦で坂口周、萩原秀人、佐藤隆太郎らと対決する。河合佑樹は19日からの平和島一般戦で吉川元浩、深井利寿、吉田俊彦らと対戦。谷野錬志は3月15日からの徳山一般戦で上平真二、松下一也らと火花を散らし、山崎哲司は19日からの戸田一般戦で坪井康晴、磯部誠らと覇権を争う。

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2021年2月12日のニュース