【京都記念】ハッピーグリン 9カ月ぶり復帰戦へ“騎手の卵”と二人三脚

[ 2021年2月12日 05:30 ]

<京都記念>Cウッドを単走で追い切るハッピーグリン
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 【東西ドキュメント・栗東=11日】田村が森厩舎に足を運ぶと、来月騎手デビューの松本大輝(18)が黙々と作業をこなしていた。父は元騎手の松本達也氏。JRA通算3411戦、308勝。92年京都大賞典(オースミロッチ)など重賞5勝を挙げた。「父親の格好いい姿をいつも近くで見ていました。同じ道を歩めてうれしいです」。愛きょうのある笑顔が実に素敵だ。「毎日が勉強。厩舎の方々も優しいですし周りに恵まれています。デビューが楽しみです」

 11日は京都記念に出走するハッピーグリンの最終追い切りに騎乗した。CWコースの半マイル追いで4F52秒7~1F12秒0を馬なりでマークした。「前走の天皇賞・春(13着)から久々ですが、動きはさすがオープン馬という感じですね。脚のさばきが良く、背中もいい。出来は良さそうです」。語り口にはすでに中堅騎手の雰囲気がある。キャリア豊富な6歳馬。騎手の卵に仕上げられ、9カ月ぶりの復帰戦に挑む。

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2021年2月12日のニュース