【クイーンC】おてんば娘リフレイム“淑女”への第一歩

[ 2021年2月11日 05:30 ]

 【東西ドキュメント・美浦=10日】朝の調教も終わりに近い午前10時半すぎ。鈴木智はお目当ての馬を見るために北馬場に向かった。広々とした馬場で運動をしていたのはわずか3頭のみ。他馬がのんびり角馬場を回っている中、1頭の芦毛がCコース(ダート)を力強く軽快なフットワークで駆け抜けていった。

 新馬戦で外ラチまでヨレながらも、デビュー勝ちしたおてんば娘リフレイムだ。馬なりで4F55秒8~1F13秒2。黒岩師は「動きは良かった。先週、先々週とウッドで追い切りができたし、前走とは調整過程が違う。直前は煮詰めないよう、フレッシュさを残すようにした」と満足げ。精神的なケアの意味もあって、調教する馬が少ない遅い時間の北馬場を選んで調整されることが多い同馬。それがウッドで調整できるようになったのは、精神的に成長した証だ。1番人気に推された京王杯2歳Sは5着だったが、その前走は度外視して狙いたいと思った鈴木智だった。

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2021年2月11日のニュース